近況

 年が明けて早々だけど、 2 週間後の通院で、今まで飲んでいた薬が中止になる見込みだ。精神薬は新しい薬を開始する時も勝負どころ(副作用が出るか出ないか)だったんだけど、古い薬を中止する時もまた勝負どころだ。それは離脱症状といって、精神薬を急に中止したりすると良くない症状が出ることがあるので、精神薬の中止はできる限り時間をかけて徐々に減らして行って中止に持っていくと言うのがセオリーになっている。それでも離脱症状が出たり不安定になってしまったら、また古い薬を再開するとか新しい薬を増薬するとかいった選択肢が出てくる。要は不安定になりやすいポイントだという事であって、どうにかして安定すれば新薬への切り替えが無事完了するということになる。

 今は起きているんだけど頭に枷がかけられていて半分寝ているような、そんな意識の覚醒具合みたいな自覚があるんだけど、新薬への切り替えが出来たらハッキリと世界を認識できるようになるのだろうか。楽しいことが楽しめるようになったり、話したいことが話せるようになったり、笑えることが笑えたりするようになるんだろうか。なるのかな。いや、ならない気がするな。正直新薬に夢を見過ぎている所がある。そもそも治すための薬じゃなくて症状を抑えるための薬でしかないからな。病気は病気としてこれからも存在し続ける。

 前回の通院で、薬の処方が変わって調子が良くなってきたとカウンセラーに言ったら、薬とか外因の影響で良くなってきたと考えるよりも、僕自身が病気を必要としなくなってきたからなのでは、と言われた。いや薬の影響はあるとは思うんだけど、それも確かにありえるんだよなあ。いわゆるミラクル・クエスチョン的な、もし何でも叶うとしたらどんな自分になりたいですかみたいな事を今聞かれても、別に今のままで良いですって答えると思うからだ。この 4 年半の闘病を通して自分に必要のないものをどんどん捨てていった結果なのだろう。向上心とか生真面目さとか律儀さとか周囲への同調とか、病気以前の自分は過剰な程持っていたものばかりだけど、本当は全部自分には要らない物だったんだな。こういう物たちを捨て去るために自分が作り出した病気だったのだ。

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