近況

 昨日は会社の個人面談だった。半年に1回ぐらい定期的にやっている。今の会社の面談は目標管理とか人事評価とかいう意味不明な概念は全くなく、どちらかというとトラブルの未然防止という側面が大きいので、会社や仕事の不満とか欠けているところとか自分のやりたい事とかあったらみんな遠慮なくバンバン言う。特に何も無く満足している人は雑談で終わる。そんな面談。この会社では同調圧力は全くなく、忖度する必要も無い。ここでは恐ろしい事は何も起こらない。

 僕はこの日記で今まで書いてきたような内容のことを端的にまとめて伝えた(この日記は誰でも見れるし会社の人だって見れるが、せいぜい約10人しかアクセスがないので向こうには知られていなかった)。どうしても障害とか通院の事情がメイントピックになってしまうが、そこは安全第一なので仕方ない。病院からは低空飛行でやっていってくれと言われているがそれを自分で守れる自信が無いので会社側で管理してほしいとか、僕が我慢強すぎる面もあって「ちょっと辛い」とか漏らしたら世間一般で言う「むちゃくちゃ辛い」に当たるから気を付けてほしいとか、新薬に切り替えてるから一見余裕そうに見えても超ギリギリの綱渡りをしている状況にいるとか、そんな話。

 議論の中心になったのは「仕事と障害を両立させる実現可能解は存在するのか」という命題だ。否定できない事実として、ここ1年半ぐらい給料に見合うだけの労働を僕が提供できていないという問題がある。

 パッと思いつくのは、多くの企業が障害者雇用の際採用しているように事務作業などの比較的単純な作業を担当する、という解がありそうに思えるけど、うちの会社は小規模なので事務作業はすでに他の方が担当されていて僕がその作業を奪うとその方のやる仕事が無くなってしまうという問題点があり、この案はボツになっている。それ以前の話として僕はプログラマーであり、その本分から外れる事は自他共に良くないと思っている。

 それでここ3ヶ月は高校生でも出来るような難易度の案件が本当にたまたまあって、それをやっていたんだけど、担当が僕一人でしかも開発期間が半年に渡る長期の案件で、だんだんその事が辛くなってしまい昨日の面談でギブアップしてしまったのだった。なんて言うのかな、一人であることとか、締め切りがあることとかのプレッシャーみたいなものが障害と相性が悪い、とでも言うべきだろうか。上手く言語化できないな。とにかく「ちょっと辛かった」。

 そこで僕が昨日提示した解は、「他の方がメインで開発をやっている案件から、ごく一部の機能だけを切り取ってそれを開発するという短期のスパンのサイクルを回していく」ことだった。これなら精神的支柱を他の人に担保出来るし、締め切りに追われる事も軽減される。しかしこの案も問題があって、僕の周りの方々が受け持っている案件は僕にとってまだ技術的な難度が非常に高く、その事で辛くなってしまうのでは、という懸念がある。あと今の会社の体制的に案件ごとに属人的になっているから、一部分だけ人に仕事を回す仕組みを作るのが難しい、とかもある。

 そんなこんなで昨日はいろいろ話したけど、「仕事と障害を両立させる実現可能解」はハッキリとは見つからなかった。けど方向性だけは見えた。これからも試行錯誤を繰り返しながらあるかどうかもわからない答えを探していく旅は続くのだろう。地道に勉強を重ねていけば会社の技術に追いつく日も来るかもしれない。新薬に切り替えられたら道が開けてくる可能性だってある。それも含めてのチャレンジだ。何度でも言う。仕組みづくりだけは絶対に諦めてはいけない。

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