近況

 2007年頃というのはWeb業界にとってターニングポイントだった時代だ。iPhoneとかTwitterとかYouTubeとか、今の生活インフラにすらなっているいろんなWebデバイスやサービスが作られたり流行りだしたのがだいたい2007年ぐらいの事が多い。そんな時代の流れなのか僕が今いる会社も今年で10周年を迎えた。Webとは関係ないけど、僕が今年新しく入ったバンドも10周年を迎えて来年の1月にでかいライブをやろうとか言ってる。

 同じコミュニティを10年続けられるのってどれくらい凄いことなんだろうなあ。僕はコミュニティの運営側に立ったことってほとんどないのでその凄さがわからない。あとWeb業界で働く人の特徴として転職至上主義みたいなところがあって、「同じ会社に3年いれば長い方」とか言われるぐらい当たり前のように違う会社を渡り歩いていく。終身雇用って何?みたいな感じだ。転職する理由も「他にやりたい事見つけたから」「飽きたから」ぐらいの軽いノリの事が多い。僕もそんな感じでこの先いろんなWeb企業を巡っていく可能性の方が高いんだろう。10年同じコミュニティに居続けるという経験をする事ってあるんだろうか。

 最小単位のコミュニティと言えば家族(それも核家族)なんだろうけど、最小で2人という小さなコミュニティでさえ10年安泰に続けられるのって相当凄いことなんだろうなあと思う。統計上結婚した人のうち3人に1人は離婚を経験しているわけで。

 コミュニティを10年続けるのってどういうポイントが重要なのだろうか。中心人物の求心力によるところもあるにはあるんだろうけど、人生いろんな事が起こる訳でそれだけじゃ足りなそうだよなあ。固定されたメンバーだと息苦しくなったりするからしょっちゅう人の出入りがあるとかも大事なんだろうけど、家族の場合はそんな事言ってられないし。経済用語でビルトインスタビライザーという概念があるけど、そんな感じで誰かが苦手な事を別の得意な誰かが自律的にカバーしたり、なんかトラブルが起こっても迅速に復旧しやすいような仕組みをあらかじめ作っておくとか、そういう設計段階の思想みたいな所がやっぱり大事なんだと思うんだよなあ。

 最近知人が結婚するみたいなニュースを聞く事が重なったからこんな事を考えてしまうんだけど、結婚する人ってこういう事まで設計とか計算をしきった上で行けると思って結婚して家族になるんだろうか。どうなんだろうなあ。こんな事結婚した人に聞いてみた事もないからわからんけど。

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