近況

 「365日のうち360日風邪をひいているような状態が精神障害だ」と書いた人がいたが、まさしくその通りだと思う。そんな状態が1週間となり、1ヶ月となり、1年となり、そして日常となってしまうのだ。良くも悪くも。

 1日風邪をひいただけなら心配してくれる人が居てくれていいけど、日常という風に思われてしまうとそのうち心配してくれる人なんて滅多にいなくなってしまう。1日の風邪という非日常の世界が1000日だか2000日だか続いてくという本来は残酷な掛け算の世界のはずなのに、日常ということになってしまう。というか、日常ということにしてしまわないと気持ち的にやっていけなくなってしまうのだろう。自分にとっても、他人にとっても。

 誰かと一緒に住むのって強いな、と思う。「集まってると死ににくい」と言った人がいるけれど、きちんと日常の中の非日常の変化を察知してくれてサポートしてくれるというのはとても助かることだ。1年前に一人暮らしを試みたことがあるんだけど、半年で限界がきてしまって断念してしまった。今は実家で親のサポートを受けながら生活している。

 興味本位でカウンセラーに「誰かと付き合うと病気の治りが早くなることってありますか?」と聞いたら「ある」と言われた。それは恋愛感情が魔法のように病気をどうにかしてくれるとかいうファンタジーな世界ではなくて、"病気に似つかわしくない状態"に自分を置くことができて、病気のほうが居心地が悪くなって身体から出て行ってしまうのだそうだ。そういう関係っていいな、と思う。本来の意味の自立とは、いろんな人に依存しながら生きている状態を指すのだそうだ。頼れる人を増やしていきたい。僕は人に頼らなすぎて生きてきたな、と今までの人生を振り返ってみて思う。病気になってからは、わからないなりにも人に頼るようにしている。少しはうまく頼れるようになっただろうか。

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